21歳独身男性大学生の出会えるサイト日記

俺は出会いに飢えていた。
大学でも出会えるものの、とくにタイプの女子はいなかった。
そこでどうしようか、と考えてネットをサーフィングしていった結果、俺はついに信頼できる出会えるサイト、Jメールとやらに出会ったのだ。
最初は半信半疑だった。
それは無理もないだろう。
出会い系サイトに信頼を求めるほうがどうかしているというやつだ。
が、しかし。
Jメールは違った。
俺の予想を気持ちいいぐらいに裏切ってくれた出会えるサイトだったのだ。
まずは質が違った。
ここでいうところの質はサイトの画面の構成がいいとか綺麗だとか、そんな無粋なことじゃないのはわかっているだろう。

女子の質だ。

俺が大学で感じていた欲求不満な日常を、すべて洗い出し、そして解放してくれるかのような、可愛い女子でJメールは溢れていたのだ。
俺は出会えるサイトのJメールを愛している。
なぜかって?
俺はJメールを始めてものの一週間たらずで、意中の女子と実際に会うことができたからだ。

俺は好きな女ができたら、外堀を固めたりなんていうそんな無粋なことはしない。
もうわかっているとおり、俺は無粋をなにより嫌う男なのだ。
俺は会うなり、その女子の手を握った。
女子は最初恥ずかしそうにもじもじしていたが、すぐに俺の手をしっかりと握り返してくれた。
このときの幸せを、どう言葉にしたらいいだろうか。
この世の幸福がその感覚に集約されたような、そんな恍惚としたエクスタシーに近かったかもしれない。

そして俺は回りくどいことを嫌う。
外堀を首を長くしながら廻るなんてことはしない男だ。
だから俺は、初めてのデートのその別れぎわ、女子の顔にそっと自分の顔を近づけて……。
キスをしたのだ。
このときの感覚といったらそれはもう言葉では……、とこれ以上いうと本当にこの感覚だけで3000字くらいかけそうなのでやめておこう。
とにかく、俺はとても、そしてどこまでも幸せだったということだ。
この幸せはなぜ手に入った?
どこからこの幸せはやってきたんだ?
帰り道、俺はそっと自問していた。
ああ、わかってる。
そんなこと決まっている。

俺は、Jメールを愛しているのだから。